設置可能なスペースとは
一戸建てだけではなく、マンションのような集合住宅でもエコキュートは普及していますので、ほとんどの建築物でエコキュートの設置は可能です。しかも各メーカーがさらに狭いスペースを有効活用できるよう、新製品を開発・販売しています。
エコキュート設置に必要なスペース
一般的なのは、屋外でヒートポンプユニットの隣に貯湯ユニットを設置するという配置で、ヒートポンプユニットは横幅800~900mm、奥行き300~365mm、高さ650~720mmほどのサイズが目安になります。貯湯ユニットと比較すると狭いスペースに設置できますので、問題は貯湯ユニットで、横幅600~700mm、奥行き730~750mm、高さ1800~2200mmのサイズが目安です。ポイントになるのは、貯湯タンクは奥行きがあるので、この奥行きを確保できるかどうかになります。集合住宅でベランダに設置できない場合、貯湯タンクを屋内に設置することも可能です。
エコキュートのタイプで必要な面積が変わる
先ほど紹介した貯湯ユニットのサイズはエコキュートに主流である「角型タイプ」のものです。角型タイプだと貯湯タンクの容量が370L、460L、540Lと家族構成に合わせていろいろと選択できるようになっています。奥行きが問題であれば、角型タイプではなく「薄型タイプ」で検討してみてください。薄型タイプは文字通り、奥行きをかなり狭くしています。その分だけ横幅は広くなってしまいますが、これだとベランダや狭小地でも設置できる可能性は高まるでしょう。背丈が問題の場合は、パナソニックから低背タイプで従来よりも300mm低くした製品も販売されています。
薄型タイプのおすすめ製品
狭いスペースに薄型タイプのエコキュートを設置するとして、どのくらいの横幅と奥行きになるのでしょうか?薄型タイプのおすすめ製品を3点ご紹介していきます。
① ダイキン Xシリーズ「EQX37VFTV」
貯湯タンクの容量は370Lで、貯湯ユニットのサイズが、横幅1075mm、奥行き438mm、高さ1813mmです。パナソニックのWシリーズよりも横幅・奥行き共に狭くなっています。こちらも460Lが販売されていますが、高さが2173mmになるだけです。
② 三菱電機 Aシリーズ「SRT-W375Z」
貯湯タンクの容量は370Lで、貯湯ユニットのサイズが、横幅1120mm、奥行き430mm、高さ1900mmです。パナソニックのWシリーズよりも奥行きがさらに10mm狭くなっています。こちらも430Lがありますが、高さが2150mmになるだけの違いです。
③ パナソニック Wシリーズ「HE-WU37KQS」
貯湯タンクの容量は370Lで、貯湯ユニットのサイズが、横幅1078mm、奥行き440mm、高さ1843mmです。奥行きがかなり狭くなっていることがわかります。このシリーズでは460Lもありますが、横幅・奥行き共に同じサイズで高さが2199mmと高くなるだけです。
その他の設置不可能なスペース
エコキュートの設置スペースを検討する際、ヒートポンプユニットや貯湯ユニットの底面積や高ささえ確保できればOKというわけにはいきません。その他にもいくつか設置に関して制限がかかる場合がありますので注意してください。
搬入するスペースがない
ひとつはエコキュートを搬入できるかどうかという点です。マンションなどの集合住宅の場合は入り口のドアが狭いので、室内を通って搬入する場合はそのスペースがあるのかどうか事前確認が必要になります。サイズの小さなタイプや薄型タイプの製品だと搬入する際の問題を解消しやすいでしょう。作業員によって搬入が厳しい場合は、クレーンで吊り上げて設置スペースまで運ぶという方法もあります。一戸建てで隣の土地を通過しないと搬入できない場合は、許可を得る必要がありますし、それ以外でも搬入で近隣に迷惑をかけそうであれば事前に伝えておくべきです。これらの搬入方法でも設置できない場所については、設置場所のスペースが確保できていたとしてもエコキュートの設置は不可能です。
通風路やメンテナンススペースも必要
また、エコキュートを設置する際は実際の製品の外形寸法よりも大きなスペースが必要です。特に大気を取り入れて熱を生み出すヒートポンプユニットについては、少なくとも3方向に大気を放出する通風路がなければなりません。つまり4方向を完全に密封されているような環境にはヒートポンプユニットは設置できないということです。また、機器の点検を行うためのメンテナンススペースも確保する必要があります。
ヒートポンプユニットを周囲の障害物からどのくらい離して設置しなければならないのかは、メーカーや環境によって少し異なりますが、前後を挟まれているような状態であれば最低でも前300mm、後100mmの間隔は空けなければなりません。これは障害物の高さによっても間隔は変わってきますが、これ以上狭い間隔で設置できるメーカーや機種はありません。推奨されている目安のオープンスペースは800mmです。ちなみに前方が完全に空いているような状態であれば、後100mmの間隔でどのメーカーの機種も設置することができます。ヒートポンプユニットは、貯湯ユニットよりもサイズが小さなものなので、ベランダを含め、このスペースを見つけ出すことはさほど難しくはないと思います。
なお貯湯ユニットについては、特別排気口などありませんので、周囲との間隔は気にする必要がありませんが、上方にメンテナンススペースとして200mm以上の間隔が必要な製品がありますので、外形寸法以上の高さを確保しなければなりません。
ヒートポンプユニットは屋内設置不可
貯湯ユニットについては薄型タイプの製品を選べば屋内の狭いスペースも有効活用できますが、ヒートポンプユニットについては屋内の設置が不可となっています。これはヒートポンプユニットで利用している冷媒(CO₂)が漏れて酸欠となるようなリスクがあるのと、ヒートポンプユニットから噴き出される冷風によって屋内の温度がかなり低下することになるからです。ですから、ヒートポンプユニットの屋内設置はメーカー側として禁止していますし、業者でも取り付けについてはお断りしています。屋内に貯湯ユニットを設置するスペースを確保できたとしても、屋外にヒートポンプユニットを設置できないのであれば、エコキュートは導入できないということになります。
【まとめ】エコキュートは狭い場所に設置できる?設置不可能なスペースとは?
ランニングコストを大きく軽減してくれるために導入を検討しているご家庭も多いと思いますが、お伝えしてきたようにエコキュートを設置するためには最低限必要なスペースというものがあります。また、このスペースを確保できるのかどうかだけではなく、搬入できるのか、通風路は確保できるのか、ヒートポンプユニットは屋外に設置できるのかも事前によく確認してから判断するようにしてください。
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