エコキュートの仕組みとは?自然冷媒は二酸化炭素(CO₂)
災害時に大きな問題になるのがインフラの不具合です。電気と水道が止まってしまうと生活がとても困難になります。まずは停電時のエコキュートの役割を確認していきましょう。
お湯が使える機種と使えない機種がある
エコキュートは電気給湯器なので、停電時にはまったく役に立たないと思われがちですが、実際は逆です。ガス給湯器も発火の際に電気を使うため、停電になるとお湯が沸かせなくなります。一方でエコキュートは貯湯タンクにお湯を貯めていますから、停電前に貯めたお湯は停電後でも利用できるのです。つまり停電時でも湯切れするまではお湯を使えるというのがエコキュートの強みです。
ただしエコキュートといってもメーカーの機種によっては停電時に貯湯タンクのお湯が使えないものもありますので、購入する際は対応できる機種を選ぶことと、現在利用しているエコキュートが対応していないのであれば、停電時に対応できるものに買い換えるのがいいでしょう。
【停電時にお湯が利用できる対応機種】
● パナソニック → XVBET型番以外の機種
● 三菱電機 → SRT-HP・ES・P・S・W・N・Cの機種
● ダイキン工業 → 2013年以降に発売された機種
● コロナ → 2008年以降に発売された機種
● 日立 → 水道直圧給湯器以外の機種
また、パナソニックは2020年10月に災害対応機種として「エマージエンシー沸き上げ機能」を搭載したエコキュートを販売しています。こちらは気象庁の発表した警報や注意報に連動しており、ウェザーニュースから情報を得ると、自動的にタンク内の水を沸き上げてくれます。そのため台風・洪水などで停電した際により多くのお湯が利用できるようになっています。ただし、沸き上げる時間の兼ね合いで、地震警報には対応しません。
停電時のお湯の使用の注意点
お湯が使えないというのは、「シャワーを浴びることができない」、「お風呂に入れない」、「お湯で洗い物ができない」など不便なことが多々あります。実際に災害が起きて停電が続き1日経過すると、せめて髪だけでもお湯で洗いたいという気持ちになります。エコキュートであれば貯まっている分だけはお湯が使えるのですが、この際に注意が必要です。それは停電のため温度調整ができないという点です。通常であれば貯湯タンクに貯めたお湯に水を混ぜて適温にして出湯していますので、温度調整できないということは高温でお湯が出てくる危険性があるのです。
ですから停電時にエコキュートでお湯を使う場合、まずは温度を確かめるようにしてください。高温の場合は、一度バケツなどに出してから水を混ぜて温度を下げてから髪を洗うと火傷などを防止できます。また、逆に冬場の場合は低温で出てくる場合もあります。停電している以上は再度温めることはできないので、低温になってしまった場合は、これ以上はどうしようもありません。しかし、寒い中で真水を使って洗うよりかは髪にしても食器にしても幾分温かいエコキュートのお湯を使った方が洗いやすいのは確かです。
このようにエコキュートが災害に強い最大のポイントは「貯湯式」であるという点になります。ちなみに災害後の復旧は、ガスよりも電気の方が早いので、そういった点もガス給湯器よりエコキュートが災害に強いと評判になっている理由のひとつです。
断水時にエコキュートでできること
災害時に最も問題になるのが「水」の確保です。断水になると水がまったく使えなくなるため、洗い物はおろか食事の用意やトイレまで影響を及ぼし、とても不便な状況に陥ります。西日本豪雨災害時のアンケート結果では、困った項目として「水不足」が第1位となっています。この問題に対して有効なのがエコキュートです。
生活用水としての利用
ちなみに断水になってしまうと貯湯タンクのお湯はシャワーや蛇口からの出湯ができなくなります。貯湯タンクにお湯が残っていても断水状態ではシャワーを浴びることはエコキュートでも不可能です。ただし、貯湯タンク内のお湯や水を生活用水として活用することはできます。370Lの容量の貯湯タンクであればポリタンク18個分ほどの水を確保することが可能です。日本政府は大規模災害に備えて1週間分の水の備蓄を勧めていますが、1人につき1日20Lの水が必要です。1日分でも4人家族で80L、2Lのペットボトル40本分ですから、通常ではそこまでの水を賞味期限内で交換しながら備蓄しておくのは大変ですし、そもそもそのスペースがないというケースが多く見られます。その問題をエコキュートの貯湯タンクが解消してくれます。370Lであれば4人家族でも4日分の水を確保できるからです。460Lであればさらに多くの水を確保できますので、もしもの災害に備えて、余裕のある大きな容量のエコキュートを購入することをお勧めします。
貯湯タンクからの出水は、まず遮断機のレバーを下げて電源を切ったことを確認してから、止水栓を閉めて貯湯タンクへの給水を停止させます。そして逃が弁のレバーを上げて(または引く)、空気の通り道を開き、そこに非常用取水ホースを取り付けて左に回すと水が出ます。止めるときは右に回し、逃が弁のレバーを戻します。メーカーや機種によって出水の方法が多少異なりますので、説明書を読んでから作業してください。その際に、高温のお湯が出る危険性がありますので、出水時に直接触れないよう注意が必要です。ホースがない場合は、そのまま非常用取水栓を開いて、下にバケツを置き、出水させることもできます。
なお、貯湯タンク内は水道水の塩素やミネラル分が溜まっていて汚れている可能性があります。災害時に衛生的に貯湯タンク内の水を使用するためには、定期的なメンテナンスが必要です。貯湯タンクは防腐・防蝕作用のステンレス製でできているものの、半年に一度は水抜きをして貯湯タンク内を清潔に保つようにしてください。
断水が復旧された後の注意点
断水が復旧した際の注意点ですが、長い期間断水が続くと、配管にゴミや汚れが溜まってしまい、復旧時にいきなりエコキュートを作動させるとそのゴミや汚れがエコキュート内に入り込んで故障の原因になります。ですから、断水が復旧した際は、まず蛇口を開いて水を出し放しにして洗管作業を行いましょう。溜まっていたゴミや汚れが排出されてから、エコキュートの電源を入れるようにしてください。
【まとめ】エコキュートは災害(地震・台風)に強い?災害時にやるべき対処法
省エネの利便性に注目されがちなエコキュートですが、実は災害にとても強い給湯器なのです。集中豪雨といった自然災害が頻繁に発生する現代ですから、With災害という観点からもエコキュートのニーズは最適でしょう。ぜひ災害対策のことも考慮して給湯器を選ぶようにしてください。
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